(目的)

第1条　この規則は、法令その他別に定めがあるものを除くほか、町が行う建設工事の執行に関し、必要な事項を定めることを目的とする。

(定義)

第2条　この規則において「建設工事」とは、道路、河川、土地改良、林道、公園等に関する土木施設物を新設し、増設し、改良し、若しくは補修し、又はその災害復旧のために行う工事並びに建築物(付帯設備を含む。)を新築し、増築し、改築し、移転し、修理し、又は模様替えする工事及びその敷地造成等に関する工事をいう。

(土地又は物件の取得)

第3条　町長は、当該建設工事に関し必要な土地又は物件について、あらかじめその権利者から工事着手の同意及び所有権、地上権その他の権利を工事完了までに取得することの同意を得なければ工事に着手してはならない。

(工事の施工方法)

第4条　建設工事は、請負、直営若しくは委託のいずれかの一の方法により、又はこれを併用して施工する。

(直営工事)

第5条　次に該当する建設工事は、直営をもって施工する。

(委託工事)

第6条　建設工事の委託について必要な事項は、別に定める。

(契約の締結)

第7条　町長は、落札の通知をした請負人又は随意契約の申込みを承諾した請負人との間に、別記様式第1号、別記様式第2号を標準として、契約書を作成し契約を締結しなければならない。ただし、豊頃町財務規則(平成21年規則第7号。以下「財務規則」という。)第91条の規定の適用がある場合は、この限りでない。

(前金払)

第8条　町長は、前金払をする必要がある建設工事の請負契約を締結するときは、契約書に、前金払の率又は額、その支払いの時期及び方法その他必要な事項を約定しなければならない。

(貸与品及び支給材料)

第9条　町長は、当該建設工事の適正な執行を期するため必要があるときは、請負人に対し、設備機械等を貸与し、又は材料を支給することができる。

(損害保険)

第10条　町長は、建設工事の種類、その施工の時期等に応じ、当該工事の完成前に火災その他の損害の発生する危険があると認めるときは、請負人において、当該工事の目的物及び工事材料(前条の規定による貸与品及び支給材料を含む。)について、火災保険その他の損害保険を付けさせることができる。

(跡請保証)

第11条　町長は、建設工事の種類及びその施工の時期により、当該建設工事の適正な執行を確保することができないこととなるおそれがあると認める場合においては、請負人に対し、当該工事の全部又は一部につき、相当の期間、跡請保証をさせることができる。

(工事の着手及び完成)

第12条　請負人は、契約で定める工期の初日から5日以内に当該建設工事に着手しなければならない。

(工事監督員)

第13条　町長は、建設工事を請負で執行するときは、建設工事ごとに、工事監督員(財務規則第99条第1項の規定による契約担当者又は契約担当者から工事の施工について監督を命ぜられた職員をいう。)を定め、請負人に通知しなければならない。

(検査及び引渡し)

第14条　町長は、請負に係る建設工事の完成の届出があったときは、速やかに検査員をして、請負人立会いのうえ、実地検査を行わせ、その事実を確認しなければならない。

(工事の標示)

第15条　町長は、建設工事を施工するときは、工事名、工期、工事施工方法その他必要な事項を公衆の見やすい場所に標示するものとする。ただし、軽易な建設工事については、この限りでない。